国内ITサービスマネジメント市場、UX分野は最高かつ急成長

IT(情報技術)業界では昨今、さまざまな製品及びサービスについて、ユーザーエクスペリエンス(UX)を重視している。その典型例がスマートフォンであり、本体のデザインや性能に加えて、連携クラウドサービスやアプリの使い心地がエンドユーザー、ひいてはマーケットでのブランド価値を左右する。

企業・団体向けIT製品・サービスでも、エンドユーザーの評価および体験は重要であり、ビジネスと競争優位性の指標となる。そこで今日、独立系ITコンサルティング・調査会社のITRは、国内エンドユーザー体験管理市場規模推移および予測を発表した。

エンドユーザー体験管理製品は、エージェントによるレスポンスタイムの測定などの機能を有し、ITサービスのパフォーマンスの測定、管理、最適化を行う製品――。Webアプリケーションのレスポンス状況を監視したり、さまざまな機能の応答時間を調べたりすることにより、顧客満足度の向上や問題点の早期発見と対応を図れるとして、着実に認知度が高まっているという。

クラウド化や仮想化技術の進展により、管理側が監視すべき範囲が拡大するとともに不透明になり、管理側が対応できなくなってきたことも市場拡大を後押ししている。また、ベンダーを見ると、高成長を維持するアップダイナミクスが市場の伸びを牽引しているが、オラクルやマイクロソフトの市場参入も拡大の一要因となっているとみる。

同市場は'17年度売上金額ベースで前年度比30.0%増の大幅な伸びとなり、今回運用管理市場として調査した19分野の中で最も高い伸びを記録した。そして、'18年度も同34.6%増と引き続き高成長を維持し、年平均成長率(CAGR)21.3%が見込まれ至る'22年度には、市場規模が41億円となると予測している。

調査結果およびレポートの詳細は、「ITR Market View:運用管理市場2018」にて確認できる。