モビリティのサービス化(MaaS)を支えるIT基盤を構築

日本ユニシスは、本田技研工業が2018年7月19日から開始する充電サービス「Honda Charging Service」に、モビリティサービスプラットフォーム「smart oasis for charging」を提供する。クラウド型でシステム機能を提供し、充電サービスをはじめとしたモビリティサービスの事業運営に必要となる会員管理・サービス管理・課金決済などを支援する。

日本ユニシスが提供するsmart oasis for chargingは、今後のEVシフトを踏まえ、多様なプレーヤーによる事業参入を想定し、マルチテナント方式(複数事業者による共同利用方式)でシステムを利用することができるプラットフォーム。充電サービス事業者は、少ない初期投資と短い導入期間で、充電カードの発行、設置した充電器の管理が可能となる。

今回、本田技研工業のHonda Charging Serviceにsmart oasis for chargingのサービスを提供することで、多様化する顧客ニーズに迅速かつ柔軟に対応し、充電サービス事業者、充電器設置事業者の継続的な競争優位性を実現するという。

Honda Charging Serviceでは、専用の利用者カードを用いた利用者認証によって充電ステーションの使用が可能となります。利用料は、登録されたクレジットカードから引き落としされる。利用者登録は店頭にて、専用のWeb端末からの申し込みが必要。

また、Honda 販売店に通信機能を内蔵した急速充電器を設置。急速充電器にはICカードリーダーと通信機能を内蔵し、使用開始時、使用終了時のデータや定期的なデータ通信をデータセンターに設置された管理システムとの間で行う。利用者へリアルタイムに充電器の満空情報を提供するほか、充電器の状態を遠隔から監視しメンテナンスをサポートする。

さらに、smart oasis for chargingとホンダカーナビゲーションとのシステム連携により、PHEV用カーナビゲーション向けに、リアルタイムの充電スタンド情報を配信する。PHEV用カーナビゲーションの利用者は、最寄りの充電スタンドの位置情報や利用可能時間などの情報を確認できる。

その他、充電サービスの利用におけるユーザーサポートや申し込み時の問合せ対応、また、利用時のトラブル対応などの窓口として24時間365日のサポート体制を整備。日本ユニシスが運営するコールセンターでサポートする。