テレワーク時代の不正アクセス・操作を丸ごと幅広く監視

近年、この国では「働き方改革」の旗が振られている。生産性を上げたり、ワークライフバランスを善くしたりするためのテレワークが浸透しつつあり、企業・団体のIT(情報技術)システムは、日々巧妙化するサイバー攻撃や不正アクセスによる情報漏洩等に備えを一層固める必要性が増している。

ITシステム活用の広がりに伴い、Linuxサーバやネットワーク機器を対象とした不正アクセスに対するセキュリティ監視ソリューションを導入するケースが増えている。一方で、クライアント機器やサーバ種が増え、管理・監視の手間・運用コストは増加の一途を辿っている。ITシステムをトータルかつ一元的にセキュリティ監視できるしくみが求められているという。

日立ソリューションズ・クリエイトは、今年1月にリリースした「操作監視ソリューション」の不正アクセス・操作監視対象OSを拡充し、顧客ニーズや要件に柔軟に対応できるセキュリティ監視・管理を行うソリューションの提供を発表。同ソリューションの構成品であるボスコ・テクノロジーズ「SMART Gateway」シリーズのラインナップを拡充することで、新たにWindows系のパソコンやサーバに対しての不正アクセス・操作監視を可能とした。

「サーバの遠隔保守やテレワークを行う際のアクセス制御や証跡を残したい」
「転職者や異動が多い部署の業務に対して情報持ち出しリスクを抑止したい」
「システム開発時、本番環境とテスト環境を明確に分けて作業を進めたい」
などといったケースでの利用が想定されている。

今回のソリューションでは、既存システム運用に影響を与えず、Linuxサーバやネットワーク機器、Windowsサーバ・パソコンと幅広い監視対象を一元管理することが可能となる。ユーザーの環境や要件、規模に応じた効率的な監視運用が行えるとともに、トラブル発生時の迅速な対応や、不正をさせない牽制効果も期待できるという。