未来の建設現場に新しいARサービス、まずは新型油圧ショベルから

あらゆるモノがネットにつながる「IoT」など、先進技術を活用して生産性を向上する取り組みが産業分野で進んでいる。いま日本では、エンターテインメント向けツールと目されていたVR/AR(仮想現実/拡張現実)を、作業現場に実装する動きも広がっている。

これらICT(情報通信技術)を駆使して、労働力不足が深刻な生産システム全体の効率化を図り、魅力ある現場にする取り組み「i-Construction」を国土交通省が推進している。コンセプトを、コマツはいち早く具現化、建設現場に携わる人・モノ(機械、土など)の情報をICTでつなぎ、現場の安全と生産性を向上させる「スマートコンストラクション」を展開し、国内累計で5,500以上の現場に導入してきたという。

同社はきょう、上記スマートコンストラクションにおいて、面白法人カヤックと企画・開発分野全般で協業することを発表。新型ICT油圧ショベル「PC200i-11」に搭載される新サービス「Kom Eye AR」(動画:YouTube)を共同開発中であり、8月の市場導入を予定している。

カヤックはこれまで先端AR技術を用いたスマートコンストラクション向け――施工中の地形に対して完成設計面の3DモデルをAR合成し、施工進捗を目視で確認する機能など、実用性の高い様々な機能を取り入れたスマホアプリのプロトタイプを企画し開発。そして今回両社は、このプロトタイプをベースに、建設機械の「目」となるステレオカメラで撮影した映像と連動するサービスに3機能を投入する。

「3D設計面のAR表示機能」では、キャブ内のタブレットにてオペレーターが直感的に施工状況を確認しつつ作業可能。「建機の状況表示機能」により施工図面上での現在位置、向きや姿勢等を確認できる。「データ連携機能」を備えたタブレットにはアプリ・プラットフォームから常に最新図面やモデルデータがダウンロード・表示される。