プラントワイドの最適化制御を実現するソリューションを開発

横河電機は、「OpreX Asset Operations and Optimization」のラインアップとして高度制御ソリューション「Platform for Advanced Control and Estimation R5.02」をシェルと共同で開発、2018年7月17日から販売を開始した。

OpreXとは、制御事業の包括的ブランド。YOKOGAWAのテクノロジーとソリューションの卓越性を表し、YOKOGAWAの全ての制御関連製品、サービスとソリューションを包含している。

Platform for Advanced Control and Estimation R5.0とは、シェルが自社のプラント操業を通して培ってきた高度制御の技術と、横河電機が制御システムサプライヤーとして培ってきたリアルタイム制御技術を生かして開発したソフトウエアパッケージ。今回横河電機は、現行製品「Platform for Advanced Control and Estimation R5.01」をバージョンアップし、プラントワイドの最適化とシステムの高稼働率の維持および運転員の負荷低減を支援する。

高度制御システムは、制御対象アプリケーションの規模が大きいほど大量のデータを処理するため、高速な演算処理能力が要求される。従来製品は、中小規模のアプリケーションに対応し、工程単位での部分最適化制御を実現してきた。今回、演算処理能力をより高速化し、工程間をまたいだ大規模なアプリケーションを構築して一括して制御できるようになり、プラントワイドの最適化制御を実現する。

また、高度制御の対象のプロセスに影響を与える、または影響を受ける他装置やユーティリティのプロセスデータも、測定値リストとして同じ画面で監視可能になった。これまで運転員は、生産制御システムと高度制御システムのそれぞれの画面でデータを参照して運転情報として活用していたが、これらを同じ画面で見ながら対応できるようになった。

高度制御システムは、導入後の操業条件の変更や設備の経年変化による高度制御の効果の低下により、動特性応答モデルにずれが生じるため、モデルの再構築が必要だ。Platform for Advanced Control and Estimationは、過去の任意の時点における、高度制御を実施した時の予測トレンド(閉ループ予測トレンド)と実測値のトレンドを重ね合わせて比較することで、ずれを簡単に把握できる。

加えて、自動制御を解除した場合のプラントの挙動を予測するトレンド(開ループトレンド)も表示できるようにした。運転員は、自動制御を解除した後のプロセスの動きを前もって把握できるという。

同社では、石油、石油化学、化学、ガスなどの連続プロセスを持つプラントにおける高度制御を対象としている。

OpreX Asset Operations and Optimizationのラインアップとして、高度制御ソリューション「Platform for Advanced Control and Estimation R5.02」を開発・発売


カテゴリー: 情報通信 , 製造   

大島 純一郎

大島 純一郎Author

証券系システムエンジニアやIT系資格対策問題集の編集、IT系Webメディアの編集記者などの経歴を生かして、企業向けIT関連の記事制作に携わる。専門は、IT、金融、医療分野。医療情報システムの企画/構築、運用に関する知識を有する専門者としての資格、医療情報技師、情報セキュリティアドミニストレータの保有者。

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