ブイキューブは、コニカミノルタが開発したメガネ型ウェアラブル端末「WCc」に、ブイキューブがコニカミノルタ向けに開発した遠隔作業支援ソリューション「Smart Eye Sync」を搭載し、2018年7月17日からコニカミノルタと協働で先行販売開始することを発表した。
IoT(Internet of Things)による第4次産業革命「インダストリー4.0」の動きが加速する中、コニカミノルタではインフラや建設、製造業・物流業における現場改革を重要なテーマと定め、WCcが開発されていた。ブイキューブは、ビジュアルコミュニケーションサービスの提供を通じた現場の働き方改革に取り組んできた実績を活かし、現場利用に最適化した「Smart Eye Sync」を新たに開発した。
従来のメガネ型ウェアラブル端末で課題になっていた装着感や運用の手間を解決するため、両社が実証実験を繰り返して先行販売に至ったという。両社のソリューションを組み合わせることで、現場の働き方改革に最適化された遠隔作業支援ソリューションを提供することにした。
Smart Eye Syncは、コニカミノルタが提供するWCc向けにブイキューブが開発した専用ソフトウェア。これまでPCやスマートフォン向けに提供してきた「xSync Prime」に比べ、よりウェアラブル端末の操作に最適化した機能を追求した。
通信状態が悪い現場でも高品質な映像と音声を届けることを可能にし、現場のリアルタイム映像を本部側から録画や静止画を撮影したり、画面に書き込みを加えたり、その場で多拠点と共有・展開することもできる。
Smart Eye Sync搭載のWCcの特徴として、ブイキューブでは「安全に使える装着性」「簡単に使える操作性」「遠隔からのカメラ操作で、ズームと担当者目線の切り替えが自在になる」といった点を挙げている。