オーナーもドライバーも嬉しい、スマートパーキング

あらゆるモノがネットにつながる「IoT」の活用が広がりつつある。今、それにAI(人工知能)技術を掛け算して、さまざまな仕組みやサービスをスマートにするビジネスモデルが台頭している。スマートフォンの普及をきっかけにしたシェアリングエコノミーもいっそう発展している。

デジタルネイティブ世代を軸にヒト・モノ・カネを「所有」から「利用」へとパラダイムシフトさせた。シェアリングエコノミーは、自治体や商店街などが催すコトや、仕事などのスキルにも及び、あらゆる世代を巻き込んで社会のしくみと市民生活を変えつつある。(参考資料:平成29年版総務省白書

きょう、シー・ティ・マシンとソフトバンクは、確実&簡単なスマホ・パーキングを実現するソフトバンクのシェアリングサービス「BLUU Smart Parking」向けに、業界初となる技術を用いたカメラセンサーシステムを共同開発したことを公表した。BLUUはスマホアプリでさっと検索・予約、現地ですっと駐車、1分単位のキャッシュレス決済が可能なことを特長としていて、来月20日をめどにベータ版トライアルが始まる。

そしてBLUU用の同システムは、シー・ティ・マシンの車番認証システムをベースに、ディープラーニング(深層学習)などAI技術を利用した画像処理による駐車車両の検知、ナンバープレート認証、ソフトバンクのIoTプラットフォームとのデータ通信までを行う――。カメラセンサーシステムを利用することにより、車両の入出庫確認からスマホでの精算まで、駐車場運営のための一貫したシステム構築が可能だという。

ソフトバンクは、今後このカメラセンサーシステムを使ったパーキングシェアリングサービス「BLUU Smart Parking」を、駐車場を管理している法人パートナーとともに展開し、精算機やフラップ板の設置などが不要で初期投資を抑えた駐車場の拡大を推進していく構えだ。