ウェザーニューズとTwitter、災害発生情報をリアルタイムに無料公開

ウェザーニューズは、大雨による被害を少しでも軽減させるため、Twitter Japanの協力を得て、Webサイト「#減災リポート」を公開した。災害の発生場所や危険なエリアをひと目で確認、ビッグデータで被害軽減を図る。

ウェザーニューズとTwitter Japanが展開する協業プロジェクトである#減災リポート」は、自然災害によって発生した被害状況をウェザーニュース会員やTwitterのユーザーから報告してもらい、それをWebサイトでリアルタイムに広く公開する。個人・地域の被害を軽減させる活動や防災活動を推進していく参加型のプロジェクト。

今回公開したWebサイトである#減災リポートは、ハッシュタグ「#減災リポート」を付けて寄せられる被害状況が把握でき、危険なエリアや災害の発生場所をマップでひと目で確認できる。無料で提供されるため、家族や友人などに共有して避難行動や減災のための活動に役立ててもらうことが目的。

#減災リポートが付いた情報が地図上にプロットされ、利用者は雨雲の様子と合わせて各地の状況を確認できる。Webサイトに掲載される情報は、ハッシュタグの付いた情報で、Twitterアカウントを保有していれば誰でも投稿が可能。今後は、災害情報の収集を質的かつ量的にも大きく飛躍させるため、一般ユーザーに参画を促していく。

Twitterは、2011年に発生した東日本大震災の際、避難関連や被害状況、安否確認、物資関連の情報が多くツイートされ、ライフラインの一つとして活用された。また、ウェザーニューズにも、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」などを通して、1日約18万通の天気報告が寄せられている。日々の天気報告によって、現地の詳細な気象状況や自然災害の影響把握ができ、予報精度の高い気象情報の提供にも活用されている。