スマートファクトリー"+"のしくみで世界のものづくり現場を未来へ」

生産プロセスの自動化を越えてデジタル化が進行する。ドイツ発祥のインダストリー4.0や、世界に広がる第4次産業革命を睨んで、日本でもあらゆるモノがネットにつながる「IoT」や人工知能(AI)などの先端技術を活用する次世代工場「スマートファクトリー」の具現化が進んでいる。

今日、製造業のスマートファクトリー化や未来の工場づくりに向けた経営戦略の実行を強力サポートするとして、国内インターネットサービスプロバイダーの草分けであるIIJと、世界40か国以上の顧客に最適なシステムを提供している生産設備のシステム・インテグレーター平田機工は、上記スマートファクトリー化に加えて、ものづくり現場のプロセス改革を推進するソリューション「Cognitive Factory」を9月1日より提供開始すると発表した。

現場力の維持・強化となるデジタル化と組織活用、付加価値となる生産工程の自動化や品質保証など、経営主導にて実施するプロセス改革に対し、ICT・IoT技術や生産・製造データ活用における課題状況の分析から最適な導入立案などの企画・計画段階からコンサルティングを行い、システム導入や改善に至るまでPDCAサイクルを総合的に支援するという。

Cognitive Factoryは「ものづくりの可視化」と「ものづくりの改善」を軸に、次の4ステップで――

1.「つながる」 生産活動を効率化:コミュニケーションツール、監視カメラ、IoTセンサ等を生産ラインに導入
2.「まとめる」 情報管理を自動化:生産・品質・設備・保全管理や製品のトレーサビリティ情報管理の自動化、見える化&分かる化
3.「活用する」 "知る"を自動化:生産ラインからのデータをAIなどで分析し、予測と効率の向上などにより生産工場全体の合理化
4.「自動最適化」 PDCAを自動化:効率的な生産管理。生産ラインの完全自動化

顧客の企業競争力の強化を促すという。