アドバンスト・メディアは、東芝テックと多言語音声翻訳アプリ「AmiVoice TransGuide(アミボイス トランスガイド)」の実証実験を2018年7月上旬から3カ月間、東京メトロ6駅(上野駅・浅草駅・六本木駅・恵比寿駅・神谷町駅・広尾駅)で開始する。
今回の実証実験は、東京メトロを利用する訪日外国人ユーザーに、より効率的でスムーズな情報伝達を行うことを目的とする。AmiVoice TransGuideを使用し、駅構内における駅係員とユーザーとによる音声翻訳による1対1のコミュニケーションを行う。東芝テックのポータブルプリンタ「B-LP2D」と連携し、翻訳結果をプリントアウトしその場で渡すことで、より正確な情報伝達と案内を行う。
AmiVoice TransGuideは音声認識を活用し、スマートフォンやタブレット端末に日・英・中・韓の4カ国語の翻訳結果を表示し音声合成により、訪日外国人へ向けて行う音声翻訳サービス。使用頻度の高いフレーズをあらかじめ定型文として翻訳リストに登録し、音声認識により翻訳結果のリストを呼び出す機能と、クラウドによるリアルタイム機械翻訳を兼ね備えている。
事前に設定された定型文の翻訳リストを検索・選択することで、誤認識のない正確な情報を伝えられる。また、利用に合わせて自由に定型文の追加・編集ができる。あらかじめ登録しておいた翻訳文は端末内で音声認識処理を行うため、インターネット環境がない場所や、災害時などの避難誘導などでも使用が可能。