ハイブリッドなシステム環境を一元的に監視

ITシステムの保守サポートや運用サービス、教育事業を手掛けるシーティーシー・テクノロジーは、オンプレミスやクラウドなどが混在したハイブリッドなシステム環境を一元的に監視するサービス「マルチプラットフォームモニタリング」の提供を開始した。

MPMは、仮想化環境や物理的なオンプレミス環境、クラウドなどの各プラットフォームを一元的に監視するサービス。様々な異なるプラットフォームを利用している場合でも、サーバの稼働、リソース、ログなどを一元的に監視し、システムの状況を可視化。システムの障害や設定などのインシデントもポータルで統一的に管理できるので、システム運用における監視業務の効率化が図れる。

また、機械学習による分析機能やシステム関連図を自動生成する機能も提供する。分析機能を利用して、人が気づかないメモリやディスクなどの劣化、OSの異常などを検知したり、システム関連図でネットワーク構成を確認したり、障害の原因調査に役立てられる。

監視サーバのインストールや設定作業の多くを自動化しているため、小規模なシステムであればMPMのサービス基盤と接続して最短30分で監視を始められる。

価格は年間150万円からで、ITガバナンスの強化やクラウドの活用による業務の効率化に取り組む企業を中心に3年間で150社の提供を目指す。

提供の背景について、同社は、様々なIaaS型クラウドサービスの普及に伴いITインフラの調達が容易になる中で、自社のシステムにオンプレミスやクラウドを併用する企業が増加しているが、プラットフォームごとに管理や監視の仕様が異なるため、複雑化する運用業務の負担を軽減する仕組みが求められていたと説明する。