モバイルウォレットサービスの開発がより容易に

NXP Semiconductors(NXP)は、Mastercard、Visaと協力し、NXPの「Secure Service 2GOプラットフォーム」に基づき開発された「ホワイトラベル・ウォレット・サービス」として展開予定の新しい「mWallet 2GO」を発表した。

NXPのSecure Service 2GOプラットフォームは、複数のセキュアなサービスの基盤。2018年2月に発表した「MIFARE 2GO」は、デジタル化したMIFAREベースの交通機関認証情報をIoTデバイス上で管理する。ラスベガス・モノレールでの通勤対応やGoogle Payへの完全統合などにより、20億のAndroidユーザーにとって利用可能になっている。

初のサービスリリースであるmWallet 2GOとMIFARE 2GOは、サービスプロバイダとIoT OEM企業を繋ぎ、最高のクラウドノード間セキュリティと拡張性を提供する革新的製品の迅速な開発を可能にするという。

新サービスにより、NXPは業界で初めて、優れたハードウェア技術、周辺ソフトウェア、エコシステム統合など、モバイルウォレット開発の全てを単一ソリューションとして提供することになったという。この決済ソリューションによって、OEM企業はあらゆるウェアラブル、モバイル、IoTデバイスにモバイル決済機能を追加するための開発が容易になるとともに、コスト低減と開発期間短縮が可能になると同社は説明する。

これを受けて、ドイツの高級筆記具、腕時計、ジュエリー、レザー製品メーカーであるモンブランは、mWallet 2GOをベースとした自社のモバイルウォレットサービスを新しいTWIN Smart Strap向けに発表している。