建設現場の施工管理業務を体感できるアプリを開発

東急建設は、トランスコスモスの技術支援のもと、VR技術を用いたスマートフォン用アプリ「東急建設/新入社員の一日VR」を開発した。臨場感あふれるVR空間内の建設現場において、新入社員の一日を、誰でも手軽に疑似体験できる。

このアプリでは、普段周囲から見えにくい仮囲いの中の建設現場や一日の業務を、場面や業務ポイントごとの疑似体験を通して、具体的に把握できる内容。実際の業務に対する理解を深めてもらうことで建設業に興味を持ってもらい、業界を志す学生等の人材獲得を目指す。

アプリにおいて体験者は、新入社員として出勤し、朝礼・打ち合わせに参加したり、測量の業務などに携わる。出勤から終業まで、一日の流れに沿って、社員のコメントや解説と共に仕事内容を確認できるため、学生や一般の方にも分かりやすい構成となっているという。

同社ではこのアプリの他にも、雨水や汚水を吸揚し送水・放流するためのポンプ所築造の施工現場をVRで体感できる「業平橋ポンプ所 ケーソン工事」アプリも公開している。市販されているVRゴーグル等を使用してVR画像を見ることができるが、VRゴーグルがなくても、360度映像で新入社員の仕事を体験できる。

東急建設では、社内向け安全教育システムなど、これまでもVR技術を活かした様々な取り組みを行っているが、今回は誰でも手軽に利用できるスマートフォン用アプリを開発した。