世界自然遺産の知床や日本初のラムサール条約登録湿地となった釧路湿原など豊かな自然環境に恵まれている。さらに"ならでは"のおいしい食材や魅力的なスイーツ、世界的なスポーツ・観光スポットを有し、アジア諸国からも多くの客が訪れている。
大自然の恵であり安全安心かつ美味な農水産品でも国内外の人たちを魅了している。その中で、「人口減少・危機突破」に向け、地域創生の取り組みを推進しているという。北海道とヤマト運輸は、物流・人流の活性化や観光支援など、地域社会の活性化と道民サービスの向上を目的に「包括連携協定」を締結した。
「豊かな社会の実現に貢献する」ことをめざし全国各地で高齢者の見守り支援、産物の販路拡大などに行政・地方自治体とともに取り組む「プロジェクトG」を推進している。ヤマトホールディングス傘下の同社と、北海道との連携は9分野に及ぶ。
(1)物流・人流の活性化に関すること。(2)安全・安心な地域づくりに関すること。(3)道政広報・魅力発信に関すること。(4)観光支援や道産品の販路拡大に関すること。(5)災害対策に関すること。(6)環境維持・保全に関すること。(7)地域の福祉に関すること。(8)北海道の人財育成に関すること。(9)その他、北海道の活性化に関すること。
(1)については「共同輸送の推進」や「近距離輸送サービスの創造」が挙げられていて、(2)では、地域の商店・観光協会や自治体と連携し、訪日観光客がよりお得に買物を楽しめるよう、購入商品の「一括免税が行える仕組み」の導入や手荷物一時預かりなどの「手ぶら観光サービス」を観光案内所に拡充していくほか、手荷物の当日配送サービスによる「周遊ルート開発」など、国内外の観光客の利便性向上に取り組むという。
環境保全教育、障がい者の自立支援、災害時の被災者支援等でも両者が連携する、大地と河、山海の珍味は「国際クール宅急便」でアジア各国へ向かう。