クラウド&セキュリティ事業、3年で300名・売上2倍体制へ

IT(情報技術)システムや業務アプリを持たずに利用するだけのものへ変えた。クラウドはいま、パブリック型やプライベート型に、オンプレミス(構内)システムも併用するハイブリット型が増えていて、これらのセキュリティ対策が急務となっている。

クラウドの黎明期から普及期の現在に至るまで、情報セキュリティは常にリスク因子として懸念され、対策が施され続けているが万全とはならない。背景には日々進化し巧妙化しているサイバー攻撃、およびサイバー犯罪がある。

日本においては、NISC提唱の「システムの企画・設計段階からセキュリティ対策を実施する」考え方、"セキュリティ・バイ・デザイン"にもあるように、昨今複雑化するクラウドのハイブリッド環境に対して、システム企画初期段階からセキュリティの設計を行うことによる、デジタル変革の堅牢かつスピーディーな実現が求められているという。

TISは、仮想化IT基盤市場で豊富な実績を持つほかに、'09年にAWSを活用したSaaS(サービスとしてのソフトウェア)提供以来、クラウド市場で独自サービスを展開したり、AWSプレミアコンサルティングパートナーに認定されたりしている。また、セキュリティ事業にても'99年以降診断からコンサルティング、各種ソリューション導入などを手掛け、国内にグローバルレベルのサービスを提供している。

そしてきょう、クラウド&セキュリティ・ソリューション軸と、コンサル&マネージド・サービス軸を組み合わせた新ビジネスブランド「Platform Square」を立ち上げ、クラウドとセキュリティ事業を強化することを発表した。ワンストップ型の付加価値提供をコンセプトとする、同ブランドのもとに、クラウドおよびセキュリティ関連の全ソリューションと各分野のスペシャリストを集結し、3年でスペシャリスト300名体制、新規サービス創出などによる売上200億円を目指すという。