製品開発向け調査・検索ソリューションの提供を開始

電通国際情報サービス(以下、ISID)は、市場調査会社であるIHS Markitとの代理店契約に基づき、技術情報に特化した調査・検索を支援するソリューション「IHS Goldfire」の提供を開始した。

Goldfireは、主要国の工業規格や特許をはじめとする信頼性の高い技術情報を備えた検索ソリューション。4500万件以上の日本、海外主要国の特許、450団体以上の国際工業規格、700万件以上の技術論文・技術文献、430万件以上のIHS Markitのアナリスト調査レポートを含む専門性が高いコンテンツを備えている。さらに、社内の共有フォルダや各種文書管理システムと連携することで、社内外に蓄積された有用な情報を横断的に検索可能。

また、IHSが独自開発した技術用語の品詞辞書に基づくセマンティック技術により、文書を高度に解析し技術者が求める情報を網羅的かつ的確に抽出する。従来の検索システムだけではなかなか実現することが難しかった情報の自動分類や自動要約がこの技術により可能となるという。商用利用が可能な技術特化型の品詞辞書を持つセマンティック技術は他になく、Goldfireの大きな特長となる。

検索結果を「定義」「利点/欠点」「不具合」といった60種類のカテゴリに分類して表示する機能や、長文で複雑な文書を自動要約する機能および6カ国語に対応した自動翻訳機能など、技術者が実務ですぐに活用できる形で情報を表示する各種機能を備えている。

ISIDは、自動車をはじめとする製造業を対象にこのソリューションを提供し、設計業務の生産性向上と製品開発におけるイノベーション創出を支援していく。