鶏舎内の環境情報を管理し、作業を自動化する畜産向けIoTシステムを共同開発

ソフトバンクグループのPSソリューションズ、飼料メーカーの伊藤忠飼料、自動機械装置および省力機器メーカーのCKDの3社は、国内の畜産分野における課題解決に向け、各社が持つ技術を基に畜産向けIoTシステムを共同開発し、普及・拡大を目指すことで基本合意した。

3社はまず農業向けIoTソリューション「e-kakashi」の技術をベースにした「養鶏IoT(スマート養鶏)サービス」を開発し、2018年秋から提供を開始する。

養鶏IoT(スマート養鶏)サービスは、「開放鶏舎」と呼ばれる形態の鶏舎に対し、各種IoT機器を取り付けて鶏舎内の環境情報を管理し、作業を自動化するもの。

e-kakashiにおいて高い耐久性と安定稼動の実績のあるIoTセンサーを鶏舎内に設置し、温度や湿度、二酸化炭素、酸素、アンモニアなどのデータをクラウドサーバへ24時間365日送信することで鶏舎内環境を記録する。これらのデータはスマートフォンやタブレットなどのモバイル機器から閲覧できる。また、鶏舎内環境に急激な変化があった場合には、メールや管理画面でアラート通知する。

空調を管理するカーテンに設置されている手動巻き上げ機をIoTモーターに交換するだけで、モバイル機器から遠隔操作で開閉が可能。また、大規模な工事や初期投資費用が不要で、すぐに導入できる。将来的にはIoTセンサーと連動し、自動開閉を可能にする予定。

体重や「へい死数」などをモバイル機器から入力でき、飼養成績と作業者の行動履歴、鶏舎内環境データの一元管理が可能。蓄積したデータをAIで分析し、これまでは経験則を基にしていた飼養管理に関する養鶏農家の知見や飼養技術、ノウハウを見える化する。

IoTセンサーは一括購入方式で測定項目によって1台当たり数千円~数万円。IoTモーターは1棟2機の月額利用料金が1万8,000円となっている。また、別途システム利用料が月額8,000円となっている。

PSソリューションズ、伊藤忠飼料、CKDがスマート畜産分野で協業し、今秋から養鶏IoT(スマート養鶏)サービスの提供を開始

カテゴリー: 情報通信   

大島 純一郎

大島 純一郎Author

証券系システムエンジニアやIT系資格対策問題集の編集、IT系Webメディアの編集記者などの経歴を生かして、企業向けIT関連の記事制作に携わる。専門は、IT、金融、医療分野。医療情報システムの企画/構築、運用に関する知識を有する専門者としての資格、医療情報技師、情報セキュリティアドミニストレータの保有者。

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