京王電鉄は、人工知能(AI)を活用した新たな事業領域を開拓するため、電気通信大学の大学院教授である坂本真樹氏との共同出資による新会社「感性AI株式会社」を設立する。
京王線沿線にある電気通信大学では、大学発ベンチャーの育成に積極的であり、同大学院の教である坂本真樹氏は、AI研究の第一人者として特に言葉と五感との関係性に着目し、主観的であいまいな「言葉」や「オノマトペ(擬音語・擬態語)」について、AIを活用しながら、数値化し客観的に評価する研究を行っている。
AIに関する応用範囲の広いノウハウ・特許・分析データなどを活用する新会社を設立し、企業や団体の新商品開発・マーケティング等の課題解決に向けたサービスを提供していくとともに、沿線の大学とオープンイノベーションに取り組むことで、沿線価値向上につなげていくことが狙い。
京王電鉄では、将来的に沿線人口の減少や労働者不足など、弊社を取り巻く事業環境が大きく変化することが予想されるなか、AIの活用による、新規事業や新たなサービスの創出について検討を進めてきた。