近年、日本における少子高齢化や労働者人口の減少などを受け、日系企業の海外進出が増加を続けており、特に製造業を中心に新興国へ進出する動きも拡大している。このような中、グローバル展開における迅速性や柔軟性、安全性は、ITインフラの実現すべき課題となっている。
Cato Cloudは、イスラエルに本社を置くCatoが提供する次世代型セキュリティクラウドサービス。同社がユーザー拠点ごとに提供するサービスアダプタ「Cato Socket」経由、またはCatoの「Client Application」をインストールしたデバイスから、世界約40カ所に渡って展開するPoP(Point of Presence)に自動的に接続する。各種クラウド基盤や各拠点間のVPNおよび安全なインターネットアクセスを支援する。
その他、次世代型ファイアウォールやアンチマルウェア、IPS機能も搭載している。各機能や利用状況はグラフィカルな管理者画面から一元的に管理でき、インフラの運用における負荷やコストの軽減が図れる。
ユーザーは最寄りのPoPからサービスを利用することが可能。また、Cato Cloudは99.999%の稼働を保証する可用性の高いクラウド基盤であり、PoPの稼働状況も常に公開されている。
次世代ファイアウォール、Secure Web Gatewayなどの各種セキュリティ機能は、Cato Cloudにより提供されるため、拠点ごとのアプライアンスの設置が不要で、機器購入コスト、保守費用などの運用コストを削減できる。
また、Windows OS、iOS、Androidの各デバイスのClient Applicationが、最寄りのPoPを自動選択してCato Cloudに接続。VPN接続された社内データセンターやクラウドサービスへの安全なアクセスが実現できるという。
同社が提示する参考価格は、初期費用が72万円から、年額利用料金が420万円からとなっている。