国内コグニティブ/AIシステム市場規模、2017年は274億7,600万円

IDC Japanは、国内コグニティブ/AI(人工知能)システム市場を調査し、2017年の同市場の分析と2018年~2022年の市場予測を発表した。同調査によると、ソフトウェア/サービスの成長が著しく、アプリケーションソフトウェアへのAIの組み込み、AIシステムの運用支援サービスの強化などが求められるという。

IDCではコグニティブ/AIシステム市場を、自然言語処理と言語解析を使用して質問に応答し、機械学習をベースとしたリコメンデーションとディレクションを提供することで、人間の意思決定を補助/拡張する技術として定義している。

同市場は、ハードウェア/ソフトウェア/サービスのITテクノロジーによる分類と、ビジネスでの利用方法(ユースケース)に即した分類方法で分析。この分類方法は、IDCの「Worldwide Semiannual Cognitive/Artificial Intelligence(AI) Systems Spending Guide」で主要なユースケースを抽出し、適用モデルを作成している。

上記のような市場分類にて、2017年の国内コグニティブ/AIシステム市場規模は、ユーザー支出額ベースで274億7,600万円になったと同社は推定する。2017年は、企業による実証実験から実システムへの適用、およびソフトウェアへのAI機能の組み込みが進み、市場規模は2016年と比較してほぼ倍増したと推定している。

IDCでは、2018年以降の同市場は、AIシステムの「パーベイシブ化(普及)」が進み、同市場は急速に拡大すると予測する。また2018年以降の同市場は、金融などでのリスク検出/分析、サービス業などでの自動顧客サービスへのAI適用が進み、2017年~2022年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は60.7%で成長し、2022年には2,947億5,400万円の規模になると予測している。

IDC Japan グループディレクターである眞鍋 敬氏は「ITサプライヤーは、ユーザー企業におけるAIシステムの実ビジネス適用を進めるためのアプリケーションソフトウェアへのAI機能組み込み、適切な教師データ選択/作成支援などのサポート体制整備、およびユーザー企業がAIシステムを利用する際の運用支援の強化を行うべきである」と分析している。

国内コグニティブ/AIシステム市場予測を発表

カテゴリー: 情報通信 , ロボット/AI   

大島 純一郎

大島 純一郎Author

証券系システムエンジニアやIT系資格対策問題集の編集、IT系Webメディアの編集記者などの経歴を生かして、企業向けIT関連の記事制作に携わる。専門は、IT、金融、医療分野。医療情報システムの企画/構築、運用に関する知識を有する専門者としての資格、医療情報技師、情報セキュリティアドミニストレータの保有者。

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