顔認証で業務システムに簡単ログオンが可能に

ソフトウェア開発のOSKと日本電気(NEC)は、OSKの総合業務パッケージ「SMILE V(スマイル ブイ)」の機能に、NECの顔認証PCセキュリティソフトウェア「NeoFace Monitor」を連携させた新バージョンを共同で開発した。OSKから2018年5月21日に販売開始する。

近年、企業内の重要な情報が多く集約される基幹系システムには、アクセス管理やログ収集、ネットワーク保護など、今まで以上にシステムのセキュリティに気を配る必要性が高まっている。煩雑なパスワードの管理や変更はシステム管理者だけでなく、利用者にも負担となる。

SMILE Vでは、従来のセキュリティ機能を更に生かし、かつ利便性を向上するため、世界No.1の認証精度を誇る顔認証AIエンジン「NeoFace」を採用したNECのPCセキュリティソフトウェアであるNeoFace Monitorと連携したログオンの仕組みを構築した。

顔認証によるSMILE Vへのログオン方法は4種類。ユーザーIDとパスワードの入力の代わりに顔認証を行う」「ユーザーIDを入力し、パスワードの代わりに顔認証を行う」「ユーザーID入力の代わりに顔認証を行い、パスワードを入力する」「ユーザーIDとパスワードの入力に加えて顔認証を行う」から選択できる。

ID・パスワード入力の代わりに顔認証を使用する場合は、PC内蔵カメラまたは市販のWebカメラに顔をかざすだけで、簡単にSMILE Vにログオンすることが可能。また、SMILE Vが持つID、パスワード管理に加えて、顔認証を組み合わせた二要素認証により、セキュリティレベルを強化できる。

さらに顔写真などをカメラに向けてログオンしたり、PCの不正使用を防止するために顔の動きをチェックする機能を搭載。写真や動画によるなりすましや不正使用を防止する。

SMILE Vの価格は、販売モジュールが50万円からとなっている。