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顔認証・画像認識による無人コンビニ運営を支援、NEC
日本電気(NEC)は、ハウステンボスが2018年5月1日に開業した「変なホテル ハウステンボス」内の無人コンビニエンスストア「スマート コンビニ」において、顔認証システム、購入商品を画像で認識できる商品画像認識システムを提供したことを発表した。
NECはホテル業界の省力化ニーズに応えるため、今後チェックインからルームキー、決済、チェックアウトまで一連の手続きなどを顔認証を用いて実現することで、様々なホテルの業務省力化を支援する。今回のシステムはその第一弾となる。
両システムは、NECの最先端AI技術群「NEC the WISE」の1つであり、高い認証精度を有する顔認証AIエンジン「NeoFace」を活用している。
NECによると、両システムはスマートコンビニにおいて以下のシーンで活用されるという。
(1)店舗入口の端末による入店者の顔登録
(2)入店時、店舗入口カメラに映る顔と登録された顔の照合・認証
(3)レジにおいて、購入商品をカメラで撮影・認識し、事前登録した商品画像と照合、購入商品リストを表示
(4)商品購入時に顔認証を行うことによる購入確認
(5)退店時、店舗出口カメラに映る顔と登録された顔の照合・認証
ハウステンボスは、2015年7月からスマートホテルプロジェクトとして「変なホテル~変わり続けることを約束するホテル~」を展開している。同ホテルでは、顧客滞在時の快適性と世界最高水準の生産性が両立する世界一生産性の高いホテルの実現を目指し、ロボットスタッフによるフロントなどの効率的なサポート、セルフによるスマートチェックイン、チェックアウトなどを可能にしている。
NECはこれまで、顔認証をはじめNECの生体認証「Bio-IDiom」を活用したソリューションを公的サービスやセーフティの領域に提供してきた。今後は、様々な業種における業務効率化やマーケティングの領域にも提供する予定。