今はクラウドの時代、さまざまなITサービスをインターネット経由で利用できる。企業・団体はオンプレミスシステムを併用していることもあり、それぞれのIDとパスワードの管理負担が大であるほか、増えすぎた認証のしくみが新たな脆弱性になりかねない。
日本では「働き方改革」がいわれ、テレワークを導入する組織が増加中(厚生労働省資料より)だ。いつでもどこででも仕事ができるテレワーク/リモートワークの認知度が上がっていて、クラウドサービスの利用が活発になっている。それは業務の効率化に役立つものの、従業員にパスワード管理を負担させたり、管理部門がWebサービスの利用状況を把握できなかったり、アカウント設定を適時できなかったり、課題もあるという。
NSWは、米国OneLogin社と販売代理店契約を締結。Office365、Google Appsなど、数多のクラウドサービスの他、顧客の独自WebアプリケーションのIDも一元化でき、パスワード管理の利便性向上を実現するクラウド型ID管理ソフトウェア「OneLogin」の販売と、「OneLogin導入支援サービス」の提供を本日より開始すると発表した。
OneLoginは、「1つのユーザーID、パスワードで、5000以上のクラウドサービス、Webアプリケーションにシングルサインオン」、「ワンタイムパスワードなど、別の認証と組み合わせることでセキュリティ強化」、「Active Directoryと連携しアカウントの作成・変更・削除を自動化することで、各Webアプリケーションにリアルタイムで反映」、「管理者は、各Webアプリケーションの利用状況をブラウザよりリアルタイムで確認可能」といった特長を備えているという。
NSWはこれにより、困難を伴うWindows10移行でのアカウント連携、セキュリティ強化を支援していく考えだ。