自治体・教育機関向けのファイル暗号化製品を提供開始、ALSI

アルプス システム インテグレーション(ALSI)は、SBC(Server Based Computing)環境に対応したファイル暗号化ソリューション「InterSafe FileProtection Basic(インターセーフ ファイルプロテクション ベーシック)」を2018年4月27日に販売開始した。

2017年10月に文部科学省が策定した「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」では、学校内のネットワークを、インターネットに接続する「校務外部接続系システム」と「学習系システム」、インターネットには接続できない「校務系システム」の3つに分離して運用することを推奨している。また、機微な個人情報が含まれるファイルの暗号化など、これまで以上に高度なセキュリティ対策が示されている。

一方で、教育の現場では、ネットワークを物理的に分離するために新たに回線を引き直すということは難しく、その後の運用も容易ではない。こうした背景から、ネットワーク分離を論理的、かつ低コストに実現できるSBCに対するニーズが高まっており、SBCに対応したセキュリティ対策製品が求められている。

InterSafe FileProtection Basicは、SBCに標準対応しており、シンプルに導入・運用できることが特徴。暗号化したいファイルを特定のフォルダにドラッグ&ドロップするだけで、暗号化できる。

暗号化されたファイルを復号化(平文化)するには専用アプリケーション「InterSafe FP Client」が必要となり、かつ、管理サーバや校内サーバと通信できる環境が必要となる。外部のPCでは、暗号化されたファイルを復号できず、万が一ファイルが流出してしまった場合でも、情報そのものの漏えいを防ぐことができるという仕組みだ。

提供価格は、1ライセンス当たり9,000円から(税別金額)。