ArmのIoTサービスに安全な認証機能を提供、サイバートラスト

サイバートラストは、「セキュアIoTプラットフォーム認証局(以下、SIOTP認証局)」が、世界有数の半導体IP企業である英Armが提供する「Arm Mbed Cloud」の第三者認証局連携機能に、国内で運用されている認証局として初めて対応したことを発表した。

Arm Mbed Cloudは、ArmのIoTデバイスプラットフォーム「Mbed」において、セキュアかつスケーラブルなIoTデバイス管理の機能を担うクラウドサービス。具体的には、大規模なIoTアプリケーションに組み込まれる大量のIoTデバイスをセキュアにクラウドに接続するとともに、クラウドからIoTデバイスのプロビジョニングやファームウェアアップデートを実行できるサービスをユーザーに提供する。

SIOTP認証局は、20年以上に渡る認証局運用の実績と「WebTrust for CA/EV/BR」認定を取得した設備・運用体制を有する信頼性の高い認証センターで提供するサービス。SIOTP認証局とArm Mbed Cloudの連携により、IoT機器の製造事業者やサービス事業者は、認証情報の安全な配付処理などの高度なセキュリティの実装知識がなくても、電子証明書によるIoT機器の安全な認証機能を利用できるという。

サイバートラストは、今後、Arm Mbedとの連携を推進し、電子認証によるIoT機器の管理やチップレベルでの鍵管理・デバイスプロビジョニング、セキュアOTAでのソフトウェアおよびファームウェアの更新など、ライフサイクルを通じてIoT機器のセキュアな利用を実現する仕組み作りを共同で取り組む。