北海道にてスタートアップ育成、オープンイノベーションを推進

アイデアとそれを具現化するタイミングがビジネスの成功を左右する。いざビジネスを始めた人たちを異業種・異分野の大手企業や自治体などが、オープンな運営主体となって支援する、成長を加速させるアクセラレータープログラムによって――。

一次産業や観光、豊かな自然といった資産を抱える北海道において、デジタルガレージと北海道新聞社は、スタートアップ育成とオープンイノベーションの推進を目的とした共同事業に取り組むことで合意した。北海道内でテクノロジーを活用したプロダクトやサービスを有するスタートアップを育成するアクセラレータープログラム「Open Network Lab HOKKAIDO」を始動。このプログラムへの参加チームを本日より募集すると発表した。

北海道の資産を生かし、世界で活躍するスタートアップを発掘、育成するアクセラレータープログラムを展開する。と同時に、自治体や企業とスタートアップのマッチング、課題の解決や新規事業の創出を目指すオープンイノベーションプログラムなどにも取り組む。両社はさらに、この共同事業の推進にあたり、さっぽろ産業振興財団と協業――同財団が活動拠点を提供するという。

プログラム参加企業の支援では、企業トップや大学教授など、さまざまな業界で最先端の知識や技術を有する経験豊富なプロフェッショナルがメンターとなる予定であり、参加企業が推進するプロジェクトの内容に応じて、「DG Lab」との実証実験や「DG Labファンド」との連携等の機会を創出していく予定だともいう。

DGが約8年前から取り組んでいる日本初のアクセラレータープログラム「Open Network Lab」で培ったノウハウの活用、そして同Labが持つグローバルコミュニティと、「どうしん」メディアネットワークのほか、道内の大学、企業との連携を通じ、北海道型イノベーションエコシステムの構築を目指す。