信用金庫向けオープンAPIサービスを提供開始

日本ユニシスは、勘定系システム「SBI21」を採用する信用金庫向けに「オープンAPIサービス」を2018年度から開始する。朝日信用金庫をはじめ複数金庫にて採用されており、2018年4月16日には京都中央信用金庫でサービス提供を開始した。

信用金庫向け勘定系システムであるSBI21(Strategic Banking Integrated-System:エス・ビー・アイ21)は、日本ユニシスが地域金融機関の勘定系システム分野で培った専門業務ノウハウを最大限に活用し、制度変更対応や新機能追加など継続的な機能向上を支援している。これまで20以上の信用金庫で採用されてきた。

オープンAPIサービスでは、金融機関その他フィンテック事業者が提供するバンキングアプリをAPI経由で信用金庫口座と直接連携する。口座保有者はインターネットバンキングの契約が不要で、残高照会や明細照会を利用可能。また、今後は振込や振替を提供する予定。

また、フィンテック事業者が提供するスマホ決済サービスを、API経由で信用金庫口座と直接連携し、預金口座から決済代金をリアルタイムに引き落とす口座ダイレクト決済サービスを提供する計画だ。

日本ユニシスでは、オープンAPIサービスを皮切りに、信用金庫向けサービスプラットフォームの段階的な拡充を図り、地域の生活者や企業のニーズに沿った新しいサービスを提供可能とすることで、信用金庫のビジネスモデル変革と新たな収益機会の創出を支援していく考え。