社内外のビッグデータを地図上で可視化する

NECネッツエスアイは、ユビセンス・ジャパンと販売代理店契約を締結し、同社の地理情報統合表示ソフトウェア「Ubisense myWorld」の販売を開始した。各システムとの連携と地図上での可視化を現行の運用を妨げずに短期間で実現する。

Ubisense myWorldは、社内外に存在する様々なデータを地図という1つの画面に統合・表示するソフトウェア。Webおよびモバイル環境からの利用が可能であり、直感的なインターフェイスを備えている。

また、豊富なオープンAPIにより、既存の地理情報システム(GIS)を有効活用でき、その導入期間は既存GISのリプレースに比べ3分の1と、各システムとの連携と地図上での可視化をユーザーの現行の運用を妨げずに短縮化できる。

設備の設置場所や稼働状況、工事図面や顧客の契約情報など社内の異なる組織や部門で保有する膨大な情報や、社外での現場作業員の位置情報、現場写真などを地図上に集約し可視化する。これにより、現地作業や設備管理などの効率化を実現するとともに、気象情報や交通情報などのビッグデータや、装置や設備からのセンサー情報等のIoT連携により、統計・マーケティングなど新たな付加価値を生み出すことを支援する。

従来のGIS製品と連動して動作するように重点的に設計されており、「GE Smallworld」「Esri」「Intergraph」と互換性があり、簡単に拡張することが可能。さらに、様々なWebブラウザで利用可能で、タブレットやスマートフォンなどにも対応。社内外で利用可能なため、現地でのデータ保存・共有など業務の効率化を図るとともに、リアルタイムな情報を現場作業員とオフィスメンバー間でやり取りでき、災害時の迅速な復旧支援なども支援できる。

イニシャルライセンス費用は2,000万円から、SI費用は500万円からとなっている(いずれも税別。ユーザー数100人、追加アプリケーションなしの場合)。