医療クラウド上で先端読影支援処理サービスを開始

東陽テクニカは、医療クラウドPACS(医用画像管理システム)で高いシェアを誇るNOBORIと提携し、胸部X線骨組織透過/経時差分クラウドサービス「ClearRead XR-PAL」の提供を2018年6月に開始する。

ClearRead XR-PALは、東陽テクニカの先端医療画像処理ソリューション「ClearRead XR シリーズ」を使用して、クラウド上で胸部X線骨組織透過処理、経時差分処理を行う。NOBORIの医療クラウドサービス「NOBORI-PAL」の一つとして提供する。

胸部X線画像検査は、比較的検査時間が短くさらに低被ばくという特徴から、健診施設を含む多くの医療機関で撮影されている。しかし、X線画像から得られる情報量は限られており、僅かな病変を検出する読影業務には豊富な知識と経験が求められる。しかし、放射線専門医や呼吸器専門医が年々減少しているため、特に健診の現場では専門外の医師が胸部X線画像読影を担当しているケースも多く見受けられ、病変の見落としの防止や読影時の心的負担を軽減する読影支援策や補助技術が長らく求められてきた。

東陽テクニカはこの支援策の一環として、僅かな病変の見落とし防止や診断精度の向上に貢献する先端医療画像処理ソリューション「ClearRead XR シリーズ」として、胸部X線骨組織透過処理ソリューション「ClearRead BS」および胸部X線経時差分処理ソリューション「ClearRead +Compare」を、2014 年より国内で販売してきた。

ClearRead BSは、胸部 X 線画像の肋骨や鎖骨などの骨組織を透過させ、骨組織と重なり検出が困難であった肺結節や異常陰影などの視認性を向上させる画像処理技術。また、さらなる画像処理技術を搭載したClearRead +Compareは、同一患者の現在と過去の画像から骨組織を透過させるとともにその差分を抽出し、経時的変化部分を強調した画像を生成する。あらゆる装置で撮影した画像に対し処理が可能なため、撮影装置の更新や増設の際、選択肢を狭めないという。

ClearRead XR シリーズの導入には専用サーバを設置するが、院内に専門医が不在または検査数が比較的少ない開業医やクリニックなどの中・小規模施設も手軽に活用できるよう、NOBORIの医療クラウドサービスであるNOBORI-PALの一つとして、胸部X線骨組織透過/経時差分クラウドサービスのClearReadXR-PALの提供を開始する。初期費用を抑えて1検査毎の課金方式により、先端の画像処理を低コストで利用できるという。

医療クラウド上で、先端読影支援処理サービス「ClearRead XR-PAL」を開始

カテゴリー: 情報通信 , ヘルスケア   

大島 純一郎

大島 純一郎Author

証券系システムエンジニアやIT系資格対策問題集の編集、IT系Webメディアの編集記者などの経歴を生かして、企業向けIT関連の記事制作に携わる。専門は、IT、金融、医療分野。医療情報システムの企画/構築、運用に関する知識を有する専門者としての資格、医療情報技師、情報セキュリティアドミニストレータの保有者。

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