ソフトウェア・ロボにて"働き方改革"を具現化する

少子高齢化に直面している日本では今、「働き方改革」が叫ばれている。理由は生産年齢人口の減少のみにあらず、国際的にみて、生産性が低いとされていることにもある。

社会全体で"働き方改革"の議論が活発化し、一つの解決策としてソフトウェアロボットを活用した業務効率化が注目されている。そのため多くの企業で、RPA(Robotic Process Automation)による業務の自動化・効率化が検討されているが、業務の実態の把握ができない、自社での活用法がイメージできないなど、導入に至るまでに多数の課題があるという。

そこで、NECは、RPAの導入や運用を支援する製品として、現状の業務を可視化する「働き方見える化サービス」を強化するとともに、複数のロボットを一元管理できる「NEC Software Robot Solution マネージャ」を商品化し、本日より販売を開始する。NECのアセットを組み合わせたRPAソリューション群も今後順次拡大し、運用管理における利便性やセキュリティの向上を支援するとした。

昨年7月から「NEC Software Robot Solution」を販売していて、RPA関連サービスとしてRPAに適合する業務の選定、適用診断、ロボット開発を行う「RPA導入サービス」を提供してきた。そして今回の製品・ソリューションの提供により、現状の業務の把握からRPAの導入、運用までRPAを活用するために必要なプロセスにおいて幅広い支援が可能になるという。

さらに、企業のRPA導入を支援する社内の販売およびサポート要員を整備し、100名規模にすることで、RPAビジネスの加速を目指す。同社は社会ソリューション事業に注力していて、デジタル時代に即した新しい働き方を実現するソリューションの提供を通して、企業における業務の効率化や生産性の向上など、"働き方改革"の実現に貢献していく構えだ。