データ活用支援領域における新規ソリューションを共同企画

富士通クラウドテクノロジーズは、DATUM STUDIOとデータ活用支援領域で協業する。具体的には、DATUM STUDIOが同社のパートナーとなり、「IoTデザインセンター by ニフクラ」(以下、IoTデザインセンター)において顧客に提供する人工知能(AI)のアルゴリズム開発などで連携。

富士通クラウドテクノロジーズは、データサイエンスを活用して事業課題の解決や新規領域創出に取り組む企業をビジネスとテクノロジーの両面から支援するソリューションであるIoTデザインセンターを2015年から提供している。

今回、多数の企業向けデータ分析の実績があり、AIのアルゴリズム開発に強みを持つDATUM STUDIOと協業することで、より高品質なデータ分析レポートをより迅速に顧客企業へ提供することを目指す。

また、IoTによるデータ取得から活用までの包括的支援に関して、DATUM STUDIOは取得データに合わせた独自のアルゴリズム開発、カスタマイズに関して、それぞれ独自の知見とノウハウを有している。連携を通して相互に情報共有し、データ活用支援領域における新規ソリューションを共同で企画することを目的に協業することにした。

製品の稼働データを活用し、リアルタイムでの故障予知モデルを構築することで、メンテナンス費用削減や顧客満足度向上などを図る。製品の画像データを活用し、不良品判定モデルを構築して不良品判定を自動化する。また、製品の購買情報、口コミ、利用/消費状況のデータを活用し、潜在顧客の予測モデルを構築する。

さらに、POSデータ、在庫情報、天候データを活用した需要予測モデル、顧客の店舗内滞在時間データを活用する混雑予測モデル、売上データ、従業員シフトデータ、実働データを活用し、最適シフト予測モデルなどを構築する。