ソフトバンクグループでロボット・ソフトウエア事業を行うアスラテックは、富士通のコミュニケーションロボット「ロボピン」向けに、アスラテックの遠隔ロボットコントローラー「V-Sido WebConnect」を使用したロボットの遠隔操作ソリューションを開発した。
ロボピントは、富士通研究所が開発したコミュニケーションロボット。首、各腕、胴体の根本部分にモータを配置し、体全体を使ったダイナミックな動きを実現し、顔のLEDの色と連動して感情の表現も可能。
今回開発したソリューションにより、遠隔地にいるオペレーターがロボピンの周辺に設置したカメラやマイクからの映像・音声を視聴しながら、ロボピンを自由に動かしたり会話させたりすることができるようになる。このソリューションは、富士通が実施したロボピンの実証実験などで採用された。
このソリューションで使用するV-Sido WebConnectは、既存のロボットを遠隔で制御するためのコントロールボックスで、ロボットや制御用パソコンに接続することで、ロボットへのコマンド送信や映像・音声の送受信を、インターネット経由でできるようになるデバイス。
今後もアスラテックは、様々なロボットに対してV-Sido WebConnectを用いた遠隔操作ソリューションを提供していく予定。