イメージログと識別情報の付与で紙媒体からの情報漏えい対策を強化

富士通アドバンストエンジニアリングは、印刷セキュリティソリューション「PrintBarrier」の新バージョンとして「PrintBarrier4」を開発し、販売を開始した。PCにインストールするだけで、プリンタに依存することなく印刷物のセキュリティを強化する。

PrintBarrierは、「印刷ログ取得」「透かし印刷」「ログ情報の強制印字」「印刷実績管理」など、日常業務で行われる印刷におけるセキュリティや、コスト削減・環境対策といった課題解決を支援する。

PrintBarrier4では、「ユーザー名」「ファイル名」「印刷日時」などの印刷ログに加えて、印刷物をイメージログとして取得可能にした。印刷ログからユーザーの印刷状況や印刷内容を把握・監視することが可能となり、不正印刷の抑止や印刷物に対するセキュリティ意識の向上を支援する。

印刷の際は、印刷物ごとにオリジナルの識別情報が強制的に付与され、管理サーバに収集される。これにより、管理者は印刷物の詳細情報を確認し、追跡することが可能となるため、万が一の際の状況把握や原因究明に向けた迅速な対応を支援する。

PrintBarrier4 StandardとPrintBarrier4 Enterpriseの2種類のライセンスを用意。Standard版が1ライセンスで10,800円、Enterprise版が1ライセンスで520,000円となっている。今後3年間で10万ライセンスを目指すという。

本製品を含むBarrierシリーズは、端末の操作制限やメール誤送信防止、物品管理などの各種情報漏えい対策として2000年の発売開始以来、約100万本以上を出荷しています。金融、公共、製造、流通などの様々な分野で利用されている。