AI開発基盤を利用したITインフラサービスの高度化

ユニアデックスとグリッドは、グリッドの機械学習/深層学習AI開発プラットフォーム「ReNom(リノーム)」を活用したITインフラサービスの開発・提供へ向けた協業を開始した。

グリッドのReNomは、深層学習、深層強化学習、位相幾何学を用いた新しいデータ分析の手法であるTDA(Topological data analysis)など、人工知能(AI)開発に必要なアルゴリズムをライブラリとして備える。各ライブラリを組み合わせることで、比較的容易に自社のビジネスに適したAIを開発することが可能なプラットフォーム。

また、ReNom.jpでは、AI開発を行うのに必要な基本スキルをチュートリアルや様々なユースケース、AI開発を行うための各種アプリケーションも公開しており、幅広い産業分野で活用されているという。

ユニアデックスは、ITインフラの分析、評価、設計、構築、保守、運用までの全てをワンストップで提供している。システムの部分最適ではなく、システムを丸ごと統合管理し、問題点を分析評価し、ユーザーがコア業務に専念できる環境、新しいビジネスを開拓できる環境を構築している。さらに、ITインフラにおける品質向上や省人化などの課題解決に向けて、AI・機械学習などの技術を用いたサービスの研究も進めている。

両社は今回の協業により、ReNomを活用したAI開発やそれに伴うエンジニア育成などを通じて、「運用自動化による稼働率向上」「自動応答による問合せ品質向上」「障害予兆検知によるサービスレベルの向上」といった技術開発を進めていく。これにより、ユーザーのビジネスの基盤となるITインフラサービスの高度化を目指す。