空飛ぶクルマの実現に向けてスポンサー契約締結、NEC

日本発の空飛ぶクルマの開発活動「CARTIVATOR(カーティベーター)」を運営するCARTIVATOR Resource Managementと、日本電気(NEC)は、2020年の空飛ぶクルマの実現に向けてスポンサー契約を締結したことを発表した。

CARTIVATORは、「モビリティを通じて次世代の人達に夢を提供する」というミッションを掲げ、陸空両用で長い滑走路や大型車庫などを必要としない、世界最小の空飛ぶクルマ「SkyDrive」の開発を進めており、2014年に5分の1スケールの機体で飛行に成功した。現在では無人機1分の1スケールの試作機開発を進めており、2018年夏に一般公開を予定している。

NECは、CARTIVATORのミッションや取り組みに賛同し、スポンサー契約を締結。社会ソリューション事業で培ってきた無人航空機の制御技術を提供することで、CARTIVATORの空飛ぶクルマの実現に向けた取り組みを加速させていく。さらに、今後は無人航空機の管制技術、電波監視技術、サイバー攻撃対策技術についても技術協力を予定している。

CARTIVATOR Resource Managementは、本契約により、2020年の世界へ向けたSkyDrive披露の実現を目指して、空飛ぶクルマの開発をますます加速させていくという。