独自の積雪解析技術を用いた「物流リスクマネジメントシステム」を構築

ウェザーニューズは、雪に強いサプライチェーンを目指して、豪雪の影響を最小限に抑える、製造・物流・小売事業者向けの新気象サービスを開始した。

物流リスクマネジメントシステムは、豪雪時においても物資の安定供給と最適な在庫管理を支援する製造・物流・小売事業者向けの新たな気象サービス。同社独自の解析積雪深、降雪予測、ライブカメラ、気象レーダーなどの気象情報と、車両の走行軌跡や通行可能な経路、遅延リスク情報などを重ね合わせることで、一元管理を可能にする。

積雪状況を正確に把握することは各事業者にとって重要になる。一般的に、積雪状況は全国の約320カ所に設置されているアメダスの積雪深計の観測データから確認できる。この観測値に加えて、同社ではウェザーリポーターからの積雪深報告や気象レーダーで補正する独自の積雪解析技術を用いることで、1km四方で積雪深を解析し、積雪深計が設置されていない地域の積雪を面的に把握することが可能だという。

ウェザーニューズは、製造・物流・小売事業のパートナーと共に、ドライバーの安全確保を第一にサプライチェーンへの影響を最小限に抑える新たな気象サービスを創造すると説明する。