チャットボットとAIを組み合わせ、業務の効率化・生産性向上を実現

エヌ・ティ・ティ・コムウェア(以下、NTTコムウェア)は、チャットボットを介して業務支援を行う「業務支援AIプラットフォーム」を2018年5月1日から販売開始する。

業務支援AIプラットフォームは、チャットボットを介して業務サービスと人工知能(AI)機能、ユーザインタフェースをつなぎ、正確かつ簡潔な作業の支援と同時に、チャットの対話分析によって得られるナレッジを事業運営で有効活用してもらうことを目指している。

セキュアな法人向けモバイルアプリケーションとして提供している、同社の「シャナイン」が実現するコラボレーション環境にチャットボットを配し、従業員との自然な対話を介して、作業代行やスケジュール・リマインドなどの業務支援を行う。

また、サービスゲートウェイとして業務サービスと接続すると共に、画像認識AI「Deeptector」のような認識系AIや、機械学習による分析系AI、「Communication Engine "COTOHA"」の自然言語処理機能など、多様なAIエンジンを装備・連携。チャットボットとの対話で収集したデータを認識・分析することで、従業員の作業環境情報を簡単に収集し、画像やテキストを統合的に活用した事業運営上のレコメンデーションを行う機能を備える。

これらの機能によって、チャットを介した会話からノウハウを抽出してナレッジとして蓄積したり、会話から抽出したノウハウをオフィス文書などのコンテンツと連動させて活用したりできる。また、担当者やマネージャー、事業責任者など様々な立場の業務を支援するという。

今回の業務支援AIプラットフォームも合わせて、今後もさらにAIサービスの拡充を図るべく、2018年4月からAIの専門部署としてAIビジネス推進担当をビジネスインキュベーション本部に設置し、ユーザーの業務生産性の向上や新たな価値の創出を推進していく計画。