IoTを活用して不正駐車・ごみ出しの遠隔監視

レオパレス21とKDDI、KDDI グループのアイレットは、オプテックスとともに2018年3月26日からIoT(モノのインターネット)を活用した賃貸アパートの駐車場とごみ置き場の遠隔監視に関する実証実験を開始した。

実証実験では、対象のレオパレス21管理物件(埼玉県川口市1棟)において、駐車スペースに設置された地磁気センサーによって駐車有無の検知が可能となっており、駐車がある場合、管理者に自動で通知。また、ごみ置き場の扉には開閉センサーを設置し、指定時間外に開閉があった場合には、管理者に通知する。

通知を受け取った管理者は、既存のネットワークカメラで現場の状況を確認でき、時間外のごみ出しおよび不法投棄を監視できる。監視状況はクラウド上に管理されるため、PCやスマートフォンでいつでも確認できる。

これにより、管理者は物件を常に監視する必要がなくなるため、業務効率化につながる。また、センサーでの通知によって、不正駐車と時間外のごみ出し・不法投棄に即時対応が可能になるという。

レオパレス21は、実証実験の場所提供、および実証実験に伴う管理業務全般と評価を行う。KDDIは、実証実験の取りまとめ、システム全体設計・構築、通信ネットワークを提供する。アイレットでは、AWS環境の設計構築を担当し、センシングデータ連携アプリ開発やダッシュボードデザインなどを行う。オプテックスは、センサーの開発や提供などを行う。