IoT/M2M関連機器ODM専業メーカーのサーコム・ジャパンは、2018年3月13日に法人向けODM製品として4K対応IP-STB「STB122シリーズ」を提供開始する。
光回線を利用したインターネットの普及、また次世代の10Gbps光回線を利用したインターネット接続も実際のサービス提供開始が進むなど、近年ますますインターネットの高速化が進んでいる。これにより、従来よりも大きなデータを容易にインターネット回線経由で提供できる環境がより充実している。
特にインターネットを利用したサービスの主役である映像コンテンツ配信サービスにおいては、4Kテレビの普及や映像圧縮技術の高度化を受け、放送波に先行してIPTVによる4K映像配信サービスがOTTサービスとして市場へと広く浸透している。
こうしたことを受け、サーコム・ジャパンはCATVなどの回線事業者ならびにこれらの事業者を対象とする機器メーカー向けに、4K対応のIP-STBのODM製品を提供する。
Androidを搭載することで迅速な市場投入の実現に加えて、サービスのオリジナリティ実現に必要不可欠なユーザーインターフェイスのカスタマイズや機能追加などにおいても効率的な開発を可能にする。
ハードウェア面では4K 60fpsのサポート、H.265/HEVCコーデックへの対応といった4K対応IP-STBとしての基本機能を備える。また、宅内の無線化が進んでいる昨今の状況から、無線子機として本装置を無線接続することをサポートする。
さらにBluetooth機器の接続をサポートしており、赤外線リモコンだけでなく、各種Bluetooth無線リモコンやキーボードなど、多種多様な周辺機器を接続でき、様々な使用環境へ柔軟に対応できるという。