三井住友銀行、スマホで領収書提出が可能なアプリを採用

トッパン・フォームズは、教育資金の一括贈与に係る贈与税非課税措置における領収書等の電磁的提出を実現する金融機関向け領収書提出アプリを開発した。

2017年6月の「教育資金の一括贈与に係る贈与税非課税措置」の制度改正により、金融機関に提出する教育資金の支払いに関する領収書の必要書類について、書面だけでなくインターネットを利用した電磁的方法での提出が可能になり、金融機関では顧客満足度向上と業務効率化の両面から対応を進めている。

トッパン・フォームズでは、預金口座の開設などで多数の実績がある証明書類の電子取得ソリューション「FastShot/ファストショット」を基に教育資金の一括贈与手続きの領収書等の送付に必要な機能を備えたスマートフォンアプリを開発した。

同アプリを利用することで、店舗窓口で行っていた手続きがアプリ上で完結するため、事務負担が軽減され、業務の最適化につながる。また、入力内容や添付書類が複雑な教育資金の一括贈与手続きに対応した提出ガイドを表示することで、必要書類の添付漏れなどを削減する。提出内容は同社BPOセンターでの精査を経てアプリ上に反映され、不備がある場合は不備内容とともにアラートが掲出される。

さらに、店舗へ訪問せずにスマートフォンだけで必要書類の提出が完了するため、手続き期間の短縮を実現し、利便性や顧客満足度の向上、制度利用促進による新規顧客の獲得を支援するという。

同アプリはファーストユーザーとして三井住友銀行が採用した。2018年1月からスマートフォンアプリ「まなぶ想い領収書提出アプリ」として利用されている。従来の書面による提出に加え、スマートフォンアプリからの電磁的な提出も可能になった。

また、利用者に申請書とアプリの利用案内を通知するデータ・プリント・サービス(DPS)、提出内容の精査などを行うBPOサービス、受領した領収書や各種資料などの電子保管を行う電子保存クラウドサービス「DocValue/ドックバリュー」を提供している。