情報活用ダッシュボード、AI実装用プラットフォームと連携

「IoT」時代に新たな人工知能(AI)の展開が加わり、世界では今、「第4次産業革命」が起こると言われている。製造業を中心にして、蒸気機関、マスプロダクツ、ファクトリーオートメーションに続く4度目の技術革新、大転換期を迎えている。

そのインパクトは内閣府サイトに――ICTの発達により、様々な経済活動等を逐一データ化し、そうしたビッグデータを、インターネット等を通じて集約した上で分析・活用することにより、新たな経済価値が生まれている。また、AIにビッグデータを与えることにより、単なる情報解析だけでなく、複雑な判断を伴う労働やサービスの機械による提供が可能となるとともに、様々な社会問題等の解決に資することが期待されている――とある。

だが、人材不足に直面している組織や多くの現場からは、「夢のような話だ」との声が聞こえてきそうである。

そこできょう、ウイングアーク1stは、同社の企業向け情報活用ダッシュボード「MotionBoard」が、ABEJAのAI実装用オープンプラットフォームに対応したことを発表した。

IoT、ビッグデータ、AIの最先端テクノロジーを結集したデータ解析基盤である「ABEJA Platform」では、先進的な分散処理技術で大規模データを高速に処理し、蓄積したデータを機械学習やディープラーニング(深層学習)で解析。解析結果はあらゆるシステムとAPIを通じて簡単にやりとりできる。しくみに「MotionBoard」がデータ連携することにより、IoT/AIデータのリアルタイム可視化とモニタリングが容易になる。

製造業におけるデータを活用した予防保全や、製造工程等における検品をはじめ、多くの人手がかかっていた作業を自動化し、次のアクションにつながる活動を推進できるようになるという。今回の連携は、本日東京で開催の「SIX 2018」にて披露される。