NTTドコモ(以下ドコモ)は、ドローンを用いたサービスを提供する企業向けにドローン運用をトータルに支援する「ドローンプラットフォーム docomo sky(ドコモ スカイ)」を開発した。
docomo skyは、クラウドコネクト、運航支援基盤、ビジネス支援基盤、解析支援基盤の4つの要素で構成される。ドローンとプラットフォームをセルラーネットワークで常時接続することで、複数台の自動飛行、目視外での遠隔操作、機体情報管理、機体を用いた業務のワークフロー管理、撮影画像データなどのセンシングデータをリアルタイムに取得し管理を行うまでの一連の運用をWeb上で実施できる。
クラウドコネクトは、docomo sky対応通信デバイスによりドローンとセルラーネットワークを常時接続し、クラウド上でドローン遠隔制御、カメラ制御を可能とするサービス。
運航支援基盤は、あらかじめ設計した飛行ルートをドローンに設定することで、遠隔地から複数のドローンを自動運航できる。また、飛行中のドローンや飛行空域に関する様々な情報を一元管理し、複数のドローンを安全に運航させることを可能とする。
ビジネス支援基盤は、撮影した画像データなど、ドローン飛行時に取得したデータを保存・管理しビジネスに活用することを可能にする。また、解析支援基盤は、パートナーとの連携による高度な解析アプリケーションの開発を目的としており、様々な画像データを蓄積し、識別や分類を行い、その結果から今後の比較の軸になるデータを作成したり、様々なパターンに対処するなどを行う。
最初の取り組みとして、docomo skyを活用した「太陽光発電事業者向けソーラーパネル自動点検・解析サービス」を、2018年3月に南国殖産を通じて、グループ企業である九州おひさま発電の日置発電所にトライアル提供する。