IoTボタンで出会い、ともに楽しむ実験はじまる

今はあらゆるモノがネットにつながる「IoT」時代。人々はスマートフォンやウェアラブル端末などを持っていて、インターネット経由で店やイベント、サービス、そしてもちろん人にもつながることが可能だ。そうしてまた、新しいつながりが生まれる。

イベントECサイト「街コンジャパン」の運営や出会い創出のための会員向けマッチングサービスを展開――その中で、リアルタイムな出会いへのニーズが高まってきているという。リンクバルは、京セラコミュニケーションシステムおよびKCCSモバイルエンジニアリングとともに、IoTとSigfoxネットワークを用いたリアルタイムマッチングサービスの実証実験を行う。

今回、モノのインターネットを活用した新たな出会いの創出を目指し、特別な通信環境を構築しなくても利用できる手軽で安価なSigfoxネットワークを用いたリアルタイムマッチングサービスを検証するに至ったという。3社は、IoTボタンデバイス、Sigfoxネットワーク、データ取得用APIクラウド(SmartBee IoT)、スマートフォンアプリにて下記のような仕組みを構築し、その実用性や有効性、ユーザー体験を実証する。

・ ユーザー(リンクバルサービス会員):飲食店で食事中、他の誰かと一緒に......と思ったら、店内に用意されているボタンを押す。と、店の半径1km以内にいる別会員のスマホに通知が届く。
・ 別のユーザー(徒歩圏内にいる会員):店舗のボタンが押された通知を見てそこに参加したいと思ったら、スマホアプリで申し込む。そして、現地へ足を運ぶ。

「飲食店でボタンを押す」、「スマホアプリで気づく」、「合流して楽しむ」といったわずかなステップで出会いの輪が広がる。実証実験の予定日は今月26日。場所は東京都内の特定繁華街あたりで、関係者および実験参加者(リンクバル運営サービスの会員。応募多数の場合は抽選)のみに詳細が知らされる。