情報通信
スマートなセンサーモジュールを取り扱い開始
半導体および関連製品販売事業を手掛けるPALTEKは、コーデンシのセンサーモジュールの取り扱いを開始したことを発表した。
コーデンシは、光技術を応用した光半導体、光センサー・光複合部品、センサーモジュールの設計・開発、販売を行っている。創業から約半世紀に渡り、「高性能」「高品質」「生産力」を武器に、人々の暮らしを豊かにする高付加価値の製品を提供。同社の光技術を応用した製品群は、携帯機器や家電商品、自動車部品など身近な分野で活用されている。
コーデンシでは、電源を与えるだけですぐに使えるスマートなセンサーモジュール「サーモパイル赤外線温度センサーモジュール」「照度センサーモジュール」を開発。補正や演算を内部で処理するため、新しい用途開発や検討にも適しているという。
このセンサーモジュールは、複雑なアナログセンサーの温度補正などのキャリブレーション作業が不要なため、すぐシステムに応用できる。また、アナログデータをデジタル処理して出力するため、エッジ処理や無線によるクラウド通信を容易にする。さらに、マイコンのFWプログラムを変更するだけで、利用目的に適したセンシングデータを使用できるという。
サーモパイル赤外線温度センサーモジュールは、サーモパイルセンサーICからの電圧出力でなく、温度値をデジタル出力するモジュール。非接触で対象物の温度を測定し、サーミスタよりも早い温度応答性を備えているという。
また、照度センサーモジュールは、照度センサーICからの電流出力ではなく、直接照度(Lx)値をデジタル出力するモジュール。人の目の感度(視感度)に合わせた明るさセンサーで、周囲の明るさに比例した出力が可能。小型表面実装タイプとリードタイプを用意している。