自然保全への取り組みが評価された物流施設

物流不動産の所有・運営・開発事業を手掛けるプロロジスは、運営中物流施設「プロロジスパーク茨木」が「おおさか環境に優しい建築賞」を受賞したと発表した。

プロロジスパーク茨木は、2016年9月に大阪府茨木市に竣工した延床面積約19万平方メートルのマルチテナント型物流施設。ニトリグループの物流を担うホームロジスティクス、ヤマトシステム開発、水岩ファッションサービスなどが入居し、その稼働率は100%となっている。

このたび受賞したのは「商業施設その他部門賞」。審査講評として「先進の物流システムを具現化した大規模な倉庫建築であり、外皮の断熱性を高め、全館LED、調光システムを採用するなど、省エネルギー性が高く、屋根面で2MWもの太陽光発電を行うグレードの高い物流施設である。また高台の立地を活かした眺望の優れた休憩スペースや、将来の分割使用に対する配慮など、建築デザインとしても優れており、地域の自生樹木や環境条件に応じた多様性ある植栽など自然保全への取り組みも評価できる」と評価された。

プロロジスパーク茨木は、環境関連の認証として、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)のSランク、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)の5つ星認証を取得している。