4K HDR映像作品を映画館で伝送・上映する実証実験

博報堂DYメディアパートナーズ、WOWOW、イマジカ・ロボットは、ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズと映像配信高度化機構の協力のもと、高精細、高輝度の4K HDRの映像作品を外部サーバから映画館まで公衆回線で伝送・蓄積して上映する実証実験をユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で実施する。

実証実験では、「導入済の4Kシネマプロジェクターにもう一台を追加し、二台で同期させて使用する事での4K HDRの再現性の実証」と、「安定的に大容量コンテンツを配信できる技術・インフラの技術仕様要件の整備」を目的としている。また、「映画館における4K HDR の臨場感のある新しい映像体験が、課金モデルとして受け入れられるか」を検証する。

博報堂DYメディアパートナーズが実証実験の進行を統括し、WOWOWがコンテンツ制作、イマジカ・ロボットが配信設備、ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズが上映設備を担当する。また、博報堂DYメディアパートナーズはチケット販売の課金モデルについても検証する。

今回、4K HDRコンテンツ配信システムとして、映画上映用フォーマット(DCP形式)以外のコンテンツをイマジカ・ロボットの連結子会社であるイマジカ・ライヴが構築したプラットフォームで公衆回線を用いて、上映ファイルをダウンロードにて伝送する。上映コンテンツは、AWS(Amazon Web Service)のクラウドに格納され、公衆回線を使用し劇場の受信端末にファイルを蓄積し、その後指定した受信サーバへ転送する。

投影機器は、ソニーのHDR対応4Kデジタルシネマプロジェクター「SRX-R515」を使用。4K HDRを上映するための条件である高輝度・高コントラストを、一般的なデジタルシネマプロジェクターの普及価格帯で実現する。今回のシステムでは、HDR効果をより体感してもらうため、SRX-R515を2台使用し、同期を取ることで、通常の映画上映の約5倍の明るさによる上映を実施する。

テレビ放送において、2018年12月にはBSテレビでの4K放送が開始される予定で、Ultra HD Blu-rayに対応したコンテンツパッケージも徐々に増え始めている映像高精細化の流れの中で、映画館においても高精細で高輝度な作品の上映ニーズが高まると考えられる。

博報堂DYメディアパートナーズ、WOWOW、イマジカ・ロボットは、日本初の 4K HDR コンテンツの映画館への伝送・上映の実証実験を実施

カテゴリー: 情報通信   

大島 純一郎

大島 純一郎Author

証券系システムエンジニアやIT系資格対策問題集の編集、IT系Webメディアの編集記者などの経歴を生かして、企業向けIT関連の記事制作に携わる。専門は、IT、金融、医療分野。医療情報システムの企画/構築、運用に関する知識を有する専門者としての資格、医療情報技師、情報セキュリティアドミニストレータの保有者。

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