駅やカフェなどの外出先で手軽に利用できる無料のWi-Fi(公衆無線LAN)の普及により、様々な場所でWi-Fiを利用する機会が増えている。その中には通信が暗号化されていないものや、ネットワーク(アクセスポイント)の提供元が不明なものなど、安全性の低いWi-Fiも存在する。安全性の低いWi-Fiを利用すると、犯罪者などに通信を傍受され、個人情報やクレジットカードなど重要な情報が盗まれ悪用されたり、位置情報やデバイスのIPアドレスが特定されてプライバシーを侵害されたりする可能性がある。
カスペルスキーの調査によると、スマートフォン利用者の71.2%が無料Wi-Fiの利用経験があり、モバイル端末でのWi-Fi利用が活発に行われているという。一方で、スマートフォン利用者の約8割(79.8%)は、通信を傍受されるなど安全性の低いWi-Fiのリスクについて詳しくはわからないと回答。Wi-Fiの利用は広がっている一方で、利用者は通信の安全性を確保するための知識を持ち合わせていないのが実情だという。
カスペルスキー セキュアコネクションは、接続するWi-Fiの安全性をチェックし、安全性が低いと判断した場合に通信を自動で暗号化する。そのため、Wi-Fi利用時のリスクを回避し、大切な情報やプライバシーを守りながら、Webサイトの閲覧、SNS、ネットショッピングなどを行うことができる。またAndroid版では、Wi-Fiの安全性チェックに加えて、インターネットに接続するアプリ、接続するWebサイトのURLやカテゴリによる自動起動設定も可能。
同製品は、カスペルスキー・オンラインショップ、Google Play ストア、App Storeで販売。提供価格は1年版が2,900円(税込)で、Windows/Mac/Android/iOSなど4つのOSの端末を自由に組み合わせて、最大5台の端末で利用できる。