スマートホームへのBluetooth meshの採用が加速
従来、ユーザーがBluetoothデバイスに対してハブを追加することなくコントロールするには、そのデバイスのすぐ近くにいる必要があった。Bluetooth meshネットワーク技術を利用することで、ネットワーク内のデバイスが相互に通信でき、例えば大邸宅であっても家中を容易にカバー可能。また、スマートフォンやタブレットでアプリを使って全ての機器を制御できる。
サイプレスのBluetooth mesh 技術は、家庭用照明器具を手がけるLEDVANCEに採用されており、業界初となるBluetooth mesh対応LED照明製品の実現に貢献している。メッシュネットワーク機能を備えた最先端のBluetooth コネクティビティは、サイプレスの3種類のワイヤレス・コンボ・チップと最新バージョンの「Wireless Internet Connectivity for Embedded Devices(WICED)ソフトウェア開発キット(SDK)」でサポートされる。
このソリューションにより、シンプルかつセキュアでユビキタスな Bluetooth コネクティビティを介して、デバイス同士やスマートフォン、タブレット、音声制御ホームアシスタントなどと通信するための低消費電力メッシュネットワークを低コストで実現可能だという。
市場調査会社ABI Researchによると、Bluetoothスマート電球の出荷数は2021年までに5,700万個を超えると予測されている。
サイプレスのIoT事業部のマーケティング担当副社長である Brian Bedrosian氏は「今や、モバイルデバイスはライフスタイルに不可欠な要素として定着しており、スマートフォンを使ってコネクテッドデバイスを直接コントロールできるようになることで、この豊かなユーザー エクスペリエンスが家庭にも広がることが期待されている」と述べた。
また、今回発表したソリューションについては「シームレスにつながるメディア/オートメーション環境に求められる高度な信頼性、セキュリティ、堅牢性を満たしながらこのユーザーエクスペリエンスを実現する。サイプレスのワイヤレスソリューションは、ますます混雑するホームネットワークにおける安定したコネクティビティに不可欠な業界最高の共存性と無線性能を備えている。当社の技術によって実現した業界初の民生向け認証済み照明製品の発売を機に、スマートホームへのBluetooth meshの採用が進むことを期待している」とコメントしている。