ドローンを活用する新サービスの創出を目指す

ブルーイノベーションは、大成、けいはんな学研都市ATRベンチャーNVCC投資事業有限責任組合(以下、けいはんなATRファンド)を引受先とする第三者割当増資を実施した。

また、ブルーイノベーションは国際電気通信基礎技術研究所(以下、ATR)と共同で「BEP(Blue Earth Platform:ブルーアースプラットフォーム)」を、ATRが長年開発してきた「UNR Platform」を3次元に拡張して応用する。

T-FRENDは残業抑制を目的とした、屋内ドローンを利用した社員健康管理サービス。今後、ビルメンテナンス業を含む各産業でのドローンの活用が期待されており、ドローン市場の盛況が予想される。そうした背景の中、大成のビルメンテナンスに関するノウハウとブルーイノベーションの技術力を組み合わせて業務拡大を行うために資本提携を実施する。

Blue Earth Platform(BEP)は、複数のドローンやロボットを協調・連携させて複雑な業務を達成させるためのソフトウェア基盤。複数のドローンやロボットの自動制御、共通で利用する情報の統合管理などを行う。BEPを活用することで、毎回煩雑なドローンの設定や操作をすることなく、複数のドローンを一つの指示で自動的に業務を遂行できる。

ブルーイノベーションは、このBEPを軸に2018年に5つのサービスを展開する予定。その一つが、社員健康管理・警備サービスであるT-FREND。その他、屋内点検サービスや教育向けサービス、エンタメサービスである「Dream Drone」、「物流用ドローンポート」を軸にした物流サービスだ。いずれのサービスも、BEPの技術が内蔵されており、2018年3月以降に順次発表する。