コストを抑えたインフラ拡張を実現するPaaS

SCSKは、SCSKのクラウドサービス「USiZE」の新たなラインアップとして、オラクルのデータベースマシン「Oracle Exadata Database Machine X6(以下、Oracle Exadata)」を稼働させるためのPaaSソリューション「USiZE for Exadata」を提供開始した。

USiZE for Exadataは、SCSKのクラウドサービスであるUSiZE上で、「Oracle Database」の実行に最適化されたデータベースマシンOracle Exadataを稼働させるためのPaaS。SCSKのオラクル専門技術者による24時間365日のハイレベルなサポートや、運用DBA作業(データベース作成・パフォーマンス監視・チューニング)の実施など、Oracle Exadata利用の際に発生する、ほぼ全ての運用をサービスとして提供することで、運用上の不安を解消し、最適な環境を提供するという。

Oracle Exadataを運用していく上で、障害発生時の対応には高度な専門知識が要求される。Oracle Exadataにおいて豊富な導入・運用実績を持つ、SCSKのオラクル専門技術者が24時間365日サービス対応することで、運用時の不安を解消する。

クラウドファーストの時代において、システムでは日々バグの検出と修復が必要となり、環境を特定のバージョンに固定し続けることが困難になっている。一方でパッチの適用作業の複雑化に伴い、作業コストは増大傾向にある。USiZE for Exadataでは、定期的なパッチ適用をサービスの中に組込み、障害へのプロアクティブな対応が可能。

利用したリソース分だけ課金されるため、Oracle Exadataの高性能なリソースを必要に応じて利用できる。あわせて、リソースに合わせた運用DBA作業をサービスとして提供し、作業工数および運用負荷を削減する。また、「USiZE for Exadata ダッシュボード」(サービスポータル)上で、サービスの稼働状況をはじめ、従量課金の元となるリソース利用状況などを確認できるため、コストの最適化が実現できる。

基本料金は、150万円からで、運用DBAが30万円(インスタンスごと)から、ストレージ利用が5万円(500GBごと)からの従量料金となる。提供開始に先立ち、ワコールの新基幹システムに採用が決定している。